ウォーキングデッド4第9話のネタバレを含む感想を書いたレビュー記事になります。
かなりネタバレを含んで好き勝手書かせてもらってますので、この感想記事は一度見た後に読まれることをおすすめします。
観る前に読むと、なんのこっちゃ分からないというような内容ですが、観た後だと、わかるわかると頷ける部分もあるのではないでしょうか。あることを祈ります。
目次
ウォーキング・デッドシーズン4第9話より
基本情報
邦題 | ウォーキング・デッド |
原題 | The Walking Dead |
製作総指揮 | Greg Nicotero/グレゴリー・ニコテロ |
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シーズン4第9話ストーリー・あらすじ
邦題 | そして、独りに |
原題 | After |
監督・ディレクター | Greg Nicotero/グレゴリー・ニコテロ |
脚本 | Robert Kirkman/ロバート・カークマン |
リックとカールはジュディスの行方も分からないままに、二人刑務所から逃げ延びていた。
ある空き家で安全を確保して夜を明かす。
ミショーンは孤独に森を彷徨っている。
過去に囚われそうになりながら、なんとかふっきってリックたちを探しに道を行く。
シーズン4のあらすじはこちらの記事でまとめています。
ウォーキングデッド シーズン4ネタバレ あらすじ【全話まとめ】
シーズン4第9話考察レビュー
始めはシーズン4が始まって急にカールがリックにプリプリしてるので、何事かと、なんだただの反抗期かと思いましたが、中盤で出てくるカールが胸の内を吐露するセリフでカールの想いはわかりました。
「どうせ守れない。ジュディスも、ハーシェルもグレンも、マギーも、ミショーンやダリル、ママも。農作業にかまけて、あいつに見つかっても隠れてた。みんな居ない、パパのせいで!!リーダーだったのに…でも今は無力だ。」
確かに、総督を野放しにして、銃を手放し、農作業などをしてリーダーから遠ざかっていたリック。
全面戦争の後総督が逃げ落ちていったのを、リックがリーダーシップをとってさらに追い詰めて、確実に息の根を止めていたら、その後の悲劇は無かったかもしれません。
でもそうできなかったのは、カールが投降したウッドベリーの青年を撃ってしまったからで、そもそもリックの、刑務所で防戦すべきという判断は、ハーシェルの逃げ出すべきという判断よりも、正解だったのは、総督の軍を完璧に敗走させて、我を失った総督が住民を虐殺した結果から見ても明らかなのですが、ただ一点、カールが無防備な青年を撃ってしまったという失点があったために、リックは父親としての責任能力、ひいてはグループのリーダーとしての責任能力に甚だしい疑問を感じるようになり、シーズン4からはグループの決定などには一切口出ししないように自制するようになるわけですから、要はカールが原因で、リックは自信を失い、総督を深追いできなかったとも言えます。
ハーシェルも、カールに人間らしい道を示さなくてはいけないと思い、リックに農業や牧畜、罠の作り方などを教え、それを息子に伝えることを通して、二人で穏やかな生き方を手にいれて欲しいと願ったのでした。
しかもシーズン3の第11話では、カールは、リックがグループの進退を決する非常に難しい決断をハーシェルに迫られた後、「お父さんは休むべき。リーダーはハーシェルやダリルに任せよう。」とまで言っています。
それなのに、一旦事態が悪くなると、急に責任を自分以外の自分に一番近しい甘えられる存在に向けてしまうあたりは、ローリの資質を感じると思いますが、でもまだ子供なんだから仕方ない、子供だったら当たり前のことです。
カールがウッドベリーの青年を撃ってしまった原因となった、カールの心境を本人の言葉から考えてみます。
カールはリックに、丸腰の青年を撃ったことを追及されて、次のように言います。
「ウォーカーを見逃してデールが犠牲になった。アンドリューを見逃してママが犠牲になった。総督と二人きりになれたのに撃たなかったからメルルが犠牲になった。もうあの青年は誰も撃たない。僕はやるべきことをした。」
アンドリューという囚人を見逃してローリが犠牲になったと言いますが、あの時の状況から考えると、アンドリューはウォーカーの犠牲になったと誰でもがほぼ確信したところでしょうし、総督と二人きりになるチャンスがあったのに撃たなかったからメルルが犠牲になったと言うのも、総督はあの時机の下に銃を隠していましたから、下手な判断で行動に出ると、逆にやられていたかもしれない上、総督が居なくなってもマルティネスあたりが後釜に収まって、復讐に来るかもしれないということは、あの時点ではリックが見通せるはずもない状況でした。
つまりリックは、やはり与えられた状況の中で、自分と仲間の命を守るため、五里霧中の中、限りなく最善に近い判断をしてきたと言えます。
でもたぶん、カールの心の中に一番強くよぎった思いは、そういった父親への責任追及ではなく、一番始めの言葉に出てきた、あの時ウォーカーを下手に刺激して、自分のせいでデールが犠牲になった事件のことだったのでは無いでしょうか。
あんなことを二度と起こしたく無い、ここでこのウッドベリーの青年を撃たなかったら、後で仲間を失い、ものすごい後悔をすることになるかもしれないという恐怖が、カールを突き動かしたのだと推察されます。
また、眠るリックに怒りをぶちまけますが、転化したのかと思ったリックが生きていて、そこで「怖かった」と本心を打ち明けて泣いていますが、ようは父親に守られ助けられてるだけの自分に嫌気がさして、独りでも強く生きていける、正しい判断が出来るという証明がしたかったのでしょう。
その自分はもう一人前だと証明したいと急く感覚は、男として非常に共感するところです。
次回、ダリルとベスがなんかイイ感じです。
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【まとめ】ウォーキングデッド4の感想など
ウォーキング・デッドシーズン4全話(1話〜16話)の感想をこちらに一覧にしています。
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ウォーキングデッドシーズン4感想 登場人物 キャスト情報まとめ
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シーズン3も色々書いてます。
ウォーキングデッドシーズン3感想 登場人物 キャスト情報まとめ
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ウォーキングデッドシーズン5感想 登場人物 キャスト情報まとめ
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